◎節税は合法で、権利とも言えます!
◎権利を行使して、節税しましょう!
金閣寺!
こんにちは。
引続き、土地の評価の仕方の4回目です。
★土地(宅地)の評価④
引き続き、路線価方式での評価の仕方です。
今回も、設例を基に計算します。
◎設例の評価
今回の設例の土地は、どちらも縦長です。
(設例⑤)
この土地は、2つの異なる地区。
左側の路線は普通商業地区、上の路線は普通住宅地区という状況です。
まず、正面路線を決めます。
※奥行価格補正後の単価の高い路線です。
左側の路線は普通商業地区で、
奥行7mの「奥行価格補正率」は、0.95です。
300,000円×0.95=285,000円。
上の路線は普通住宅地区で、
奥行20mの「奥行価格補正率」は、1.00です。
290,000円×1.00=290,000円。
この結果、上の路線が正面路線となります。
さらに、地区区分は普通住宅地区となります。
次に、2つの路線に面している影響。
左側の路線の側方路線影響加算の計算をします。
なお、左側の路線の奥行価格補正率は、先ほどと異なり普通住宅地区の率を使います。
普通住宅地区7mの「奥行価格補正率」0.95。
さらに、角地のため側方路線影響加算。
普通住宅地区で、角地の側方路線影響加算率は、0.03です。
【計算結果】
上の路線は、290,000円。
左側の路線は、300,000円×0.95=285,000円。
上の路線に、285,000円×0.03=8,550円を加算します。
この結果、298,550円が1㎡当たりの評価額です。
面積を掛けると、298,550円×140㎡=41,797,000円。
この金額が、設例⑤の評価額です。
※財産評価基本通達15、16、付表1・2。
(設例⑥)
この土地は、普通住宅地区という設定です。
接する路線は1つなので、正面路線の判定は不要です。
まず、奥行価格補正を行います。
普通住宅地区、奥行20mの「奥行価格補正率」は、1.00です。
290,000円×1.00=290,000円。
次に、路線に接する距離が短いため、間口狭小補正。
間口に比して奥行が長いため、奥行長大補正。
これらの補正を行います。
普通住宅地区、間口7mの間口狭小補正率は、0.97。
奥行20m/間口7m≒2.857。
この場合の奥行長大補正率は、0.98。
【計算結果】
上の路線290,000円に、補正率を掛けます。
290,000円×0.97×0.98=275,674円。
この結果、275,674円が1㎡当たりの評価額です。
面積を掛けると、275,674円×140㎡=38,594,360円。
この金額が、設例⑥の評価額です。
※財産評価基本通達15、20-3、付表1・6・7。
今回はここまでにします。
【評価】関連記事
10個の節税対策・関連記事
お問い合わせ、お気軽に!
お困りのことはございませんか?
お問い合わせフォーム」から、お気軽にどうぞ!
★コメント募集中です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
コメントをお待ちしております。
ではまた。
運 営 者 情 報